アイロンの正しい使い方と衣類を傷めないコツ:素材別の温度設定とシワ取りテクニック
アイロンがけは「なんとなくやっている」という方が多いですが、実は衣類ごとに適した温度や方法があり、それを誤ると縮みやテカリなどのダメージにつながります。この記事では、アイロンの正しい使い方を基礎から解説し、衣類を傷めないための素材別の温度設定、シワをきれいに伸ばすコツ、安全なお手入れ方法までを紹介します。

<この記事を書いた人>
トシ
子育てと仕事を両立しながら、毎日の家事を効率よく回してきた経験を持つ暮らしのプロフェッショナル。忙しい中でも手を抜かずに美味しいごはんを作り、部屋は常に清潔に保ち、洗濯物もスムーズに片付けてきた。「少しの工夫で家事はもっとラクになる」が信条。実生活で磨かれた時短テクや裏ワザ、節約アイデアを、わかりやすく紹介している。家事の“現場感”がにじむリアルなアドバイスが多くの読者から支持を集めている。
アイロンの基本構造と種類を知ろう
主なアイロンの種類
| 種類 | 特徴 | 向いている用途 |
|---|---|---|
| ドライアイロン | 蒸気なしでシンプルな構造 | 薄手の布、ハンカチ、綿素材など |
| スチームアイロン | 蒸気でシワをほぐす | シャツ、ズボン、厚手の衣類 |
| ハンディスチーマー | 吊るしたまま使えるタイプ | スーツ、ワンピース、お出かけ前の仕上げ |
アイロン台の選び方
- 高さ調整可能なものが腰に負担をかけにくくおすすめ
- 熱反射素材のカバーで効率アップ
衣類を傷めない!素材別の温度設定ガイド
アイロンの温度は高ければよいというわけではありません。以下は代表的な素材と適正温度の目安です。
| 素材 | アイロン温度(℃) | アイロン表示 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 麻(リネン) | 200〜220℃ | 高温(●●●) | 裏からしっかりプレス |
| 綿(コットン) | 180〜210℃ | 高温(●●●) | 蒸気ありでしっかりシワを取る |
| ポリエステル | 130〜150℃ | 中温(●●) | テカリや溶けに注意 |
| アクリル・ナイロン | 100〜120℃ | 低温(●) | あて布必須、すぐに移動させる |
| シルク・レーヨン | 90〜120℃ | 低温(●) | 裏側から、あて布をして手早く |
※洗濯表示のアイロンマークを必ずチェックしてからかけましょう。
アイロンをかける前の下準備
1. 衣類の洗濯表示を確認
「アイロン不可」の表示がある場合はスチームやあて布でも避けましょう。
2. あて布の準備
薄手のガーゼや綿布が便利。黒い布地や光沢素材には特に必要です。
3. 水分を少し残す(半乾き状態)
完全に乾いているより、少し湿っている方がシワが伸びやすいです。
シワをきれいに伸ばすためのテクニック
1. アイロンの動かし方は「押す」ではなく「滑らせる」
力を入れすぎると生地が伸びたり傷んだりするため、滑らかに動かすのが基本です。
2. スチームはタイミングがカギ
シワが深い部分には一度スチームを噴射してから、乾く前に伸ばすようにします。
3. 部位ごとのかけ方ポイント
- 襟元・袖口:裏から形を整える → 表で仕上げる
- シャツの背中:中心→外側へ、左右対称に
- パンツの折り目:スチーム&あて布でシャープに
やってはいけないNG行為
| NG行為 | 理由・リスク |
|---|---|
| 一か所に長時間当て続ける | テカリ・焦げの原因になる |
| あて布なしでポリエステルに高温 | 溶けてしまう恐れがある |
| スチーム噴射口の掃除を怠る | 水垢で詰まり、蒸気が出なくなる |
| アイロン台なしでベッドの上で使用 | 火災の原因になることも |
アイロンの正しいお手入れ方法
1. 使用後は水を抜く(スチーム式)
残った水はタンク内で雑菌・水垢の原因になるので毎回捨てましょう。
2. 底面プレートの掃除
- 汚れ:メラミンスポンジでこする
- 焦げ:重曹ペーストを塗って拭き取り
3. スチーム穴の掃除
クエン酸水(200mlに小さじ1)を入れてスチーム噴射 → タンクの水を捨てる
よくある質問(FAQ)
Q. スチームアイロンとハンディスチーマー、どちらが良い?
→ 洗濯物全体に使うならスチームアイロン、外出前の仕上げや吊るしたままケアしたいならハンディタイプがおすすめです。
Q. シャツのシワを長持ちさせるには?
→ 仕上げに冷風をあてるか、乾いた布を軽く押し当てて冷やすと、キープ力が高まります。
Q. シルクやレーヨンでもアイロンできる?
→ あて布+低温で素早く処理すれば可能です。縮む前提で予備テストをすると安心です。
まとめ
アイロンは正しく使えば、服の見た目が格段に良くなり、清潔感や印象アップにもつながります。
覚えておきたいポイントは:
- 素材ごとの適温を守る(温度が高ければ良いわけではない)
- あて布やスチームを正しく使って生地を守る
- 動かし方・順番に工夫してシワを効率よく伸ばす
- 使用後の水抜き&定期メンテナンスで長持ち
家庭に1台あるアイロンを“正しく・丁寧に”使いこなして、日々の衣類ケアをワンランクアップさせましょう。