玄関の前に知らない荷物が置かれていた…受け取ってない・身に覚えがない場合の正しい対処法
ある日突然、知らない荷物が玄関に届いたら…あなたならどうする?
「誰かの荷物と間違えたのかな?」
「送り主が不明って、ちょっと怖い…」
「開けていいの?捨てていいの?」
そんな疑問や不安を抱かせる“謎の荷物”は、近年ますます増えています。とくに一人暮らしの女性や高齢者宅では、「勝手に送りつけられた」「置き配されていた」というケースがあとを絶ちません。
このような場合、不用意に開封・処分・放置することでトラブルに巻き込まれることがあります。
本記事では、「玄関に届いた身に覚えのない荷物」への正しい対応方法を、ステップ形式で解説します。
詐欺や誤配の見分け方、消費者センターへの相談方法、送り付け商法の法的な知識まで、生活トラブル回避のための総合マニュアルとしてご活用ください。

<この記事を書いた人>
編集長ごんぞう
生活情報を収集・発信するのが趣味で、20年以上にわたり生活雑誌・ウェブ記事・ニュースなどから日々情報をインプット。暮らしの中の「役立つ情報」を集めるのがライフワーク。ライター陣とともに、幅広いジャンルの情報をわかりやすく整理して発信しています。
こういう荷物、届いていませんか?よくある「不審な荷物」の例
| ケース | 内容 |
|---|---|
| 名前も住所も合っているが、注文していない | 詐欺の可能性あり(送り付け商法) |
| 自分の住所だが宛名が他人 | 誤配の可能性が高い |
| 宛名が家族や同居人 | 受け取り前に確認を |
| 伝票に送り主の記載なし | 注意!出所不明は危険な可能性も |
| 箱に「サンプル品」「特別モニター」など記載あり | セールス誘導型の送り付け可能性 |
ステップ1:「誤配か詐欺か」をまず冷静に見分ける
● 誤配(配達ミス)の特徴
- 宛名がまったく知らない名前
- 同じアパートの別の部屋番号
- 配達員が焦って再訪することもある
⇒ 誤配の可能性があるため、宅配業者にすぐ連絡するのが正解です。
● 詐欺(送り付け商法など)の特徴
- 宛名・住所ともに合っている
- 送り主の記載が不明瞭 or 実在しない会社
- 商品価値のあるもの(下着・健康食品・工具など)
⇒ 開封せず保管、国民生活センターに相談を!
ステップ2:宅配業者を特定して問い合わせよう
● 荷物の伝票を確認するポイント
- 送り状番号(12桁など)
- 宅配業者名(ヤマト・佐川・日本郵便など)
- 発送元(会社名や住所)
- 日時や配送指示内容(置き配指定など)
● 主な宅配業者の問い合わせ先(置き配・誤配)
| 宅配業者 | 問い合わせ先 |
|---|---|
| ヤマト運輸 | 0120-01-9625(固定) / 0570-200-000(携帯) |
| 佐川急便 | 0120-99-4500 |
| 日本郵便 | 0570-046-666(ナビダイヤル) |
※スマホのカメラで伝票を記録してから連絡するとスムーズです。
ステップ3:勝手に開封・処分してはいけない理由
● 法的に「所有権が不明な物」になるため、リスクあり
日本の民法では、所有者が明らかでない物品について、第三者が勝手に開封・処分するとトラブルの原因になるとされています。
● 悪質な「送り付け商法」の場合、開封=購入意思とみなされる恐れも
- 「開けたなら代金払ってください」
- 「返品しなかったので買ったと見なします」
⇒ こうした主張に対抗するには、初動の対応が極めて重要です。
ステップ4:「送り付け商法」の見分け方と通報手順
● 見分け方チェックリスト
| 項目 | 見極めのポイント |
|---|---|
| 商品ジャンル | 健康食品・下着・工具・浄水器など |
| 請求書の有無 | なし or 後日届く |
| 送り主 | 曖昧・実在しない会社 |
| 宛名 | 正確に自分になっている |
| セールス目的 | 後日電話で購入意思を確認してくることも |
● 消費者庁への通報方法
消費者ホットライン:188(いやや)
近くの消費生活センターにつながります。
トラブル内容に応じたアドバイスや業者との交渉も依頼可能。
ステップ5:未開封なら返送・保管が可能|やってよい対応とNG対応
| やってよいこと | やってはいけないこと |
|---|---|
| 宅配業者に連絡する | 自分で開封する |
| 消費者センターに相談 | ゴミとして捨てる |
| 発送元に確認電話(非セールス確認) | 電話でクレームを言いすぎる(録音されていることも) |
| 保管しておく | SNSに写真を投稿(個人情報が写る危険) |
ステップ6:何日放置すれば「捨てていい」のか?
法律上、「放置しておけば捨てられる」という考え方は必ずしも正しくありません。
しかし、実務上は以下のような基準が参考になります。
- 宅配業者の確認が取れて「誤配」とわかった → 回収されるまで保管
- 消費者センターから「返品不要」と言われた → 一定期間保管後に廃棄も可
※判断に迷う場合は、必ず自治体の生活相談窓口にも確認しましょう。
被害を防ぐために:家族・高齢者に伝えておきたい注意点
- 不審な荷物は開けない・触らない
- 「無料サンプル」でも警戒を忘れず
- セールス風の電話が来たら録音・拒否する
- 家族にすぐ相談する習慣をつける
- 個人情報の取り扱いにも注意
実際のトラブル事例:全国の相談ケースから
| 地域 | 内容 | 対応結果 |
|---|---|---|
| 千葉県 | 玄関前に健康食品3箱が置かれていた | 消費者センターに相談→返品不要で処理 |
| 大阪府 | まったく知らない宛名の段ボールが届いた | ヤマト運輸が誤配と認め、回収対応 |
| 福岡県 | 「特別モニターに当選」と書かれた荷物 | セールス目的と判明し、警察へ通報 |
まとめ:知らない荷物には絶対に手を出さない!冷静な対応が自分を守る
身に覚えのない荷物が届いたとき、慌てて開けたり、勝手に処分したりするとトラブルを拡大させてしまいます。
✅ まずは落ち着いて、伝票や宛名を確認
✅ 宅配業者か消費者センターに相談
✅ 決して自己判断で開封・処分しない
✅ 家族や信頼できる第三者にも相談を
誰もが被害に遭う可能性があるからこそ、正しい知識を持って自分の身を守りましょう。
このような生活トラブルは「誰にでも起こりうる」ものです。知識が備えになります。