公道で車を当てられたのに相手が「急ぎがある」と去った…連絡先は聞けたがその後の対応は?
「すみません、ちょっと急ぎがあるので…」と言って相手が立ち去ったら?
交通事故は一瞬の油断で起きます。しかし、事故のあとに問題をややこしくするのが、加害者のその後の対応です。
「事故は認めたけど、急用があると言って去ってしまった」
「連絡先は渡してもらったけど、その後連絡が取れない」
このようなケースは、“当て逃げ”とは違いながらも、極めてグレーな状況です。
放置すると示談交渉や保険対応で不利になることも。
この記事では、
- 相手が現場を離れた場合の法的な位置づけ
- やるべき対応(警察・保険・記録)
- 嘘の連絡先だった場合の対処法
- 損害賠償の進め方と注意点
などをわかりやすく解説します。
事故の初動を間違えないために、ぜひ一読ください。

<この記事を書いた人>
ルルカ
家事や暮らしの整理整頓が趣味で、長年にわたり掃除・収納・洗濯の効率化を研究。身の回りのトラブルや人間関係の悩みも、友人からよく相談されるタイプで、生活の中の「ちょっと困った」を解決するアイデアを常に探しています。実体験に基づいた、すぐに使える暮らしのヒントを発信しています。
このケース、逃げたことになるの?
● 原則:「すぐ戻る前提」でもその場を離れれば“報告義務違反”に該当する可能性あり
道路交通法第72条では、交通事故を起こした者に対して以下のような義務を課しています。
✅ 負傷者の救護
✅ 道路上の危険除去
✅ 警察への報告義務
これらは義務であり、任意ではありません。
相手が「連絡先だけ渡して立ち去った」としても、警察への通報を怠った時点で“報告義務違反”になる可能性があります。
ステップ1:すぐに警察へ通報を
● 相手がその場を離れても、必ず110番する
事故を報告しなかった場合、自分も「報告義務違反」に問われる可能性があります。
🚨 警察到着までにできるだけ現場の状況を保存する
- 車両の位置関係
- 損傷部分の撮影(相手の車も)
- 相手から受け取った名刺やメモの写真
- 通話履歴やSMS記録のスクショ保存
ステップ2:保険会社への連絡は事故当日中に!
● 相手がいなくても、保険対応の記録は必要
自分の保険会社に以下を報告します:
- 事故の日時・場所
- 相手の情報(名前・連絡先・車両ナンバーなど)
- 現在の状況(警察へ通報したかどうか)
📝 ドライブレコーダー映像もバックアップ推奨!
ステップ3:相手が戻らなかった場合の対応
● 嘘の連絡先だった…これ、詐欺?
- 虚偽の氏名や連絡先を渡した場合、偽計業務妨害や詐欺未遂に問われることも
- 住所やナンバーが偽装された場合、ナンバープレートの盗難の可能性も
すぐに警察に報告し、被害届の提出を検討しましょう。
相手が「一旦帰ってまた連絡する」と言って立ち去った場合
● その場で許可してしまった場合、やや複雑
- もし自分が「わかりました」と返答してしまっていたら、後から「逃げた」とは言いづらくなる
- それでも戻ってこなければ、当て逃げ相当として警察が捜査してくれる可能性あり
ステップ4:連絡が取れた場合の示談交渉ポイント
● 加害者が戻ってきた場合でも「保険会社を通じて対応」が基本
- 個人同士で現金をやり取りするのはNG
- 修理費・治療費の請求はすべて保険会社経由で
● 示談交渉は書面で残す
- 示談書を作成し、双方の署名と日付を記載
- LINEや口頭だけの約束は証拠力が弱い
実際の判例:一時的に離れた加害者が責任を問われたケース
| 地域 | 状況 | 判決・結果 |
|---|---|---|
| 千葉県 | 接触事故後に名刺だけ置いて立ち去った | 報告義務違反で略式起訴 |
| 北海道 | ドラレコ映像から相手特定 | 示談金+免停処分 |
| 大阪府 | 虚偽の住所記載で逃走 | 詐欺未遂と偽計業務妨害で立件 |
よくあるQ&A:この場合どうすれば?
Q. 名刺はもらったが連絡がつかない。どうすれば?
→ 警察に提出。住所・電話番号が虚偽かどうかも調べてもらえます。
Q. 損傷が軽微なので通報しなかった。後から問題になる?
→ はい。後日トラブルになるケースも多いため、どんな小さな事故でも必ず通報すべきです。
トラブル回避のために覚えておくべきこと
- 事故の直後は必ず警察へ連絡
- 相手の情報は自分でもメモ+撮影する
- 保険会社への報告は当日中に
- 相手が「戻る」と言っても信用しすぎない
- 自分のドラレコや目撃者の記録が有効
まとめ:「逃げたわけではない」は通用しない!事故現場では記録と通報が最優先
事故後に「急ぎがある」と言って立ち去る行為は、一見誠実に見えても、
被害者側からすれば“逃げられた”という感覚が残ります。
✅ その場での通報・撮影・記録が最重要
✅ 相手の発言や態度もできる限りメモ
✅ 最悪、相手と連絡がつかなくなっても、警察+保険で対応の流れは確保できる
冷静な対応が、後々の安心につながります。
自分を守るために、正しい知識と行動を持ちましょう。