自転車を倒して他人の車にキズをつけた!名乗り出た方がいい?謝罪・弁償・保険の使い方まで
「風で倒れただけだし…」「ちょっとした擦り傷だから…」と思っていませんか?
自転車を停めているとき、風でバタンと倒れてしまい、近くにあった他人の車に「ゴリッ」と音を立てて接触——
車に目立つキズが残った…!
このようなケースは、都市部・住宅地・駅前などあらゆる場所で日常的に発生しています。
しかし、軽微な事故ゆえに「気づかないふり」「誰も見ていないから」と放置してしまい、結果的に“当て逃げ”と判断されることも。
この記事では、以下のような状況における正しい判断と行動の仕方を、ステップごとに解説します。
- 自転車で他人の車にキズをつけた場合、名乗り出るべきか?
- 弁償は必要?保険は使える?
- 謝罪のしかた、連絡方法は?
- 相手が不在だったらどうすれば?
トラブルを最小限にとどめるために、この記事を参考に冷静に対応してください。

<この記事を書いた人>
ルルカ
家事や暮らしの整理整頓が趣味で、長年にわたり掃除・収納・洗濯の効率化を研究。身の回りのトラブルや人間関係の悩みも、友人からよく相談されるタイプで、生活の中の「ちょっと困った」を解決するアイデアを常に探しています。実体験に基づいた、すぐに使える暮らしのヒントを発信しています。
そもそも、自転車で車をキズつけた場合に法的責任はある?
● 結論:キズがついたら「加害者」として民事責任を負う可能性が高い
民法第709条では、次のように定められています:
「故意または過失によって他人の権利または法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。」
つまり、たとえ“故意ではない”としても、注意義務を怠っていた場合は賠償義務が生じる可能性があるのです。
「気づかないふり」や「立ち去る」のは危険!それって“当て逃げ”と同じ扱い?
● 車の持ち主が被害届を出すと、警察が捜査することも
- 駐車場や路上などでは防犯カメラ・ドライブレコーダーで録画されている可能性が高い
- 「知らなかった」では通らず、器物損壊罪(刑法261条)に問われる可能性もあり
⚠ たとえ“風で倒れた”としても、自転車をしっかり立てていなかった/場所を選ばなかったと見なされれば「過失」が認定されやすい
ステップ1:車をキズつけてしまったとき、まずやるべきこと
● すぐにその場を離れないこと!
- 持ち主が近くにいるか確認
- 周囲に誰か目撃者がいれば状況説明
- スマホで接触した状況とキズを写真撮影しておく
📷 写真に残すべきポイント:
| 撮影対象 | 理由 |
|---|---|
| 車のナンバー | 被害車両の特定に必要 |
| キズの大きさ・場所 | 損傷確認の証拠 |
| 自転車との距離感 | 事故の因果関係の証明 |
ステップ2:相手が不在だった場合の「メモの残し方」
● 丁寧で誠意のある文面がベスト
txtコピーする編集するこのたびは、誠に申し訳ありません。
本日〇月〇日〇時頃、私の自転車が倒れ、お車に接触してしまいました。
ご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
下記連絡先までご連絡いただけますと幸いです。
【氏名】
【連絡先(電話・メール)】
【自転車の特徴(色・種類など)】
- ワイパーに挟む or ドアミラーに丁寧に留める
- 名刺を添えると信頼感が上がります
ステップ3:車の持ち主と連絡が取れた後の対応方法
● まずは誠意ある謝罪から
「ご迷惑をおかけして大変申し訳ありませんでした。弁償なども含め、誠意をもって対応させていただきます。」
● 保険対応の有無も伝えるとスムーズ
「個人賠償責任保険に加入しておりますので、そちらで対応させていただきます。」
ステップ4:弁償が必要な場合、どのくらいの費用がかかる?
| 損傷内容 | 修理費用の目安 |
|---|---|
| 軽度の擦り傷(塗装不要) | 5,000~15,000円 |
| 小範囲の塗装補修 | 20,000~50,000円 |
| バンパーなどの部品交換 | 50,000~100,000円以上 |
※ディーラーと修理業者で金額が変わるため、必ず見積もり書を取得してから判断することが重要。
ステップ5:自転車の事故に使える保険の種類
● 個人賠償責任保険
- 自転車事故に最も使われる保険
- 自動車保険・火災保険・自転車保険に「特約」としてついていることが多い
- 年間1,000~2,000円程度で加入可
● 自転車保険(自治体加入義務ありの地域も)
- 東京都・大阪府・兵庫県などでは加入が義務化
- 月額300~500円程度で補償あり
📝 加入しているかどうか、契約書や保険証券で必ず確認を!
ステップ6:相手が過剰請求してきた場合の対応
● 「修理費10万円」と言われたらどうする?
- 必ず見積書の提示を依頼
- 保険会社に相談し、妥当な金額かどうか判断してもらう
- 「現金で直接渡す」のは避ける(トラブルの元)
ステップ7:名乗り出なかった場合に起きるリスク
| リスク | 内容 |
|---|---|
| 器物損壊罪 | 故意でなくても通報・捜査対象に |
| 防犯カメラの映像 | 駐輪場や店舗前での特定が容易 |
| 加害者特定後の信頼失墜 | 名乗り出た方が結果的に良好な関係に |
実際の事例・トラブル体験談
| ケース | 結果 |
|---|---|
| 駐輪場で自転車が倒れて車に接触 | 防犯カメラで特定 → 保険で対応し示談成立 |
| スーパー前で子どもが自転車を倒し車にキズ | 親が謝罪&賠償 → 3万円の修理費で解決 |
| 自転車が風で倒れたが名乗り出なかった | ドラレコで後日特定 → 警察から事情聴取 |
自分の子どもが加害者だった場合の対応
- 保護者が「代理謝罪」と「保険確認」を行う
- 小さな子どもでも加害責任は発生する
- 自転車保険や火災保険の個人賠償特約が利用できる場合あり
まとめ:自転車事故でも“誠意と記録”がすべてを左右する
たとえ小さなキズでも、放置すれば大きなトラブルになりかねません。
「迷ったら名乗り出る」が基本。
しっかりと謝罪し、記録を残し、保険での対応を整えれば、多くのケースは円満に解決します。
✅ 写真・記録を忘れずに
✅ 相手が不在なら誠意あるメモを残す
✅ 保険の有無を確認してすぐ連絡
✅ 感情的にならず、冷静に交渉
自転車だからといって軽く考えず、責任ある行動でトラブルを未然に防ぎましょう。