健康と衛生

口臭の原因と予防法|毎日の習慣で息を爽やかに保つコツ

yonemura

「自分の息、臭ってないかな…?」
人と話すとき、ふとそんな不安を感じたことはありませんか?

実は日本人の約8割が「口臭が気になる」と感じた経験があると言われており、口臭は誰にとっても身近な問題です【出典①】。

本記事では、口臭の原因と種類、セルフチェックの方法、そして毎日実践できる予防法まで、科学的根拠を交えながら詳しく解説します。

<この記事を書いた人>
モルモル

サプリメントや健康食品の企画・開発に15年以上携わってきた健康スペシャリスト。最新の栄養学やヘルスケア情報に精通し、科学的根拠に基づいた正確な知識をわかりやすく紹介している。流行や噂に流されず、エビデンス重視のアプローチがモルモル流。誰でも無理なく続けられる健康習慣やセルフケア法を提案している。


そもそも「口臭」とは?種類別に解説

口臭とは、呼気や口腔から発せられる不快なニオイのこと。
実は一口に口臭と言っても、いくつかの種類に分けられます。

種類特徴主な原因
生理的口臭誰にでもある自然な口臭。起床時や空腹時に強くなる唾液量の減少、舌苔、口腔内の乾燥
病的口臭口腔や体の病気による強い臭い虫歯、歯周病、胃腸疾患、糖尿病など
心因性口臭実際には臭っていないのに、口臭があると感じるストレス、不安
外因性口臭食べ物や嗜好品によるものニンニク、アルコール、タバコなど

主な口臭の原因|なぜ臭いが出るのか?

① 口の中の細菌と舌苔(ぜったい)

  • 舌の表面に白く付着する「舌苔」は、食べかすや細菌の温床
  • 細菌がタンパク質を分解して発生する**揮発性硫黄化合物(VSC)**が主な臭い成分

② 唾液の減少(ドライマウス)

  • 唾液には殺菌・洗浄・消臭作用があり、少ないと臭いがこもる
  • 加齢やストレス、口呼吸、薬の副作用が原因になることも

③ 歯周病・虫歯・詰め物の劣化

  • 歯周病は特に強烈な口臭を発生しやすい
  • 古い詰め物や被せ物の隙間に細菌が繁殖することもある

④ 全身の病気

  • 胃の不調(逆流性食道炎など)
  • 糖尿病(アセトン臭)
  • 肝臓疾患(アンモニア臭)など、全身疾患が原因のことも

口臭セルフチェック|自分で確認する方法

方法①:コップを使う

  • 清潔なコップに息を吐き、フタをして数秒後にニオイを確認

方法②:舌をティッシュで拭う

  • ティッシュで舌をやさしくぬぐい、ニオイを嗅ぐ
  • 白くなっていたり、嫌なニオイがすれば注意

方法③:フロスを使って確認

  • 歯間ブラシやデンタルフロスを使用後、ニオイをチェック
  • 強い臭いがある場合、歯周病の可能性も

今日から始める!口臭を予防する7つの習慣

① 正しい歯磨きを徹底する

  • 1日2〜3回、3分以上かけて丁寧に
  • 歯と歯茎の境目、奥歯の裏側など「磨き残しゾーン」に注意

② 舌をやさしくケアする

  • 舌苔の除去は専用の舌ブラシか柔らかい歯ブラシ
  • 強くこすりすぎると、舌を傷つけ逆効果になるため注意

③ デンタルフロス・歯間ブラシを使う

  • 歯と歯の間は通常のブラッシングでは届かない汚れがたまりやすい
  • 毎晩のフロス習慣で歯周病リスクを軽減

④ 水分をこまめに摂る(唾液を増やす)

  • 水を意識的に飲むことで口腔の乾燥を防止
  • また、ガム(キシリトール)を噛むのも唾液分泌に効果あり

⑤ 口呼吸をやめて、鼻呼吸へ

  • 口呼吸は唾液の蒸発を促進し、乾燥→細菌繁殖→口臭悪化につながる
  • 寝ている間の口呼吸には「口テープ」なども有効

⑥ 食生活を見直す

食材効果
緑茶カテキンによる抗菌・消臭作用
リンゴ繊維とポリフェノールが臭い成分を分解
乳酸菌食品腸内環境を整えることで口臭にも好影響

⑦ ストレスをためない生活を心がける

  • ストレスは唾液の分泌を減らし、ドライマウスの原因に
  • 適度な運動・睡眠・気分転換も立派な予防策です

サプリやマウスウォッシュでの対策も

アイテム効果注意点
マウスウォッシュ即効性あり/殺菌・消臭効果長期間使用で常在菌のバランスが崩れる可能性
ミントタブレット一時的なリフレッシュに有効臭いの根本解決にはならない
口臭対策サプリ体内からのケア/腸内環境を整える継続的な摂取が必要/体質により効果に差あり

「治らない口臭」の裏に隠れている可能性のある病気

歯周病

  • 40代以上の約8割が歯周病を抱えているとされる国民病
  • 特有の「腐ったような臭い」が特徴

胃腸疾患

  • 胃潰瘍、逆流性食道炎、慢性胃炎などで胃の内容物やガスが逆流し、臭いを発することがある

糖尿病

  • 血糖コントロールができていないと**「甘酸っぱいアセトン臭」**が口から出ることがある

その他:蓄膿症、肝臓病、扁桃炎 など


歯科・内科、どちらを受診すべき?

症状受診先
歯茎からの出血、歯のグラつき歯科(歯周病・虫歯)
胃の不調、口以外の病気の疑い内科(消化器内科・耳鼻科など)
どこも悪くないが臭いが気になる心療内科・心理カウンセリング

よくある口臭の誤解Q&A

Q1:マスクをすると口臭がひどくなる?

→ マスクによる呼気のこもりで自分の口臭に気づきやすくなるだけ。実際の臭いが強くなるわけではありません。

Q2:ブレスケア製品で完全に治る?

→ 一時的にカバーすることはできても、原因を解決しなければ根本的な改善は難しいです。


まとめ|息を整えることは、人生を整えること

対策ポイント内容
口臭の主な原因細菌・舌苔・唾液不足・病気など
セルフケア方法歯磨き、舌ケア、水分補給、鼻呼吸、食生活
受診の目安継続する場合は歯科・内科へ相談
習慣化のコツ無理なく毎日の中に取り入れることが鍵

口臭は「誰にでも起こる自然なもの」ですが、ちょっとした工夫で大きく改善できます
「なんとなく不安…」という状態から解放され、自信をもって会話や人付き合いを楽しめる毎日を取り戻しましょう。


参考文献・出典

  1. 日本歯科医師会「口臭の実態調査」
  2. 厚生労働省 e-ヘルスネット「口臭」
  3. 日本歯周病学会「歯周病と全身疾患の関連」
  4. 日本口臭学会「病的口臭の分類と治療指針」
  5. 日本糖尿病学会「糖尿病とアセトン臭について」
記事URLをコピーしました