地域を選んで見る|人口・地価・空き家の推移【都道府県別】

今回は、都道府県ごとに「人口」「地価」「空き家の少なさ」が、1983年からどう変わってきたかを、1つのグラフで一緒に見られるようにしてみました!都道府県を選ぶと、グラフが切り替わります。
これまでのページでは、空き家率を都道府県ごとに比べてきました。今回は少し視点を変えて、1つの都道府県の中で「人口」「地価(住宅地の平均価格)」「空き家の少なさ」の3つが、この40年でどう動いてきたかを、同じグラフの上に重ねて見られるようにしました。3つの線がそろって下がっている都道府県ほど、人口・地価・空き家のいずれの面でも厳しい変化が続いている、ということになります。
最終確認日:2026-08-12
都道府県を選んで見る、人口・地価・空き家の推移
※市区町村単位のデータは現在準備中です。まずは都道府県単位で公開しています。
横軸は調査年(1983年〜2023年、5年ごと)。縦軸は各指標を1983年=100として指数化したものです。「空き家の少なさ指数」だけは、空き家率が上がるほど下に下がるように、あえて向きを逆にして表示しています。3本の線がそろって下がっているほど、人口・地価・空き家のすべての面で厳しい変化が続いていることを意味します。グラフ上の点にカーソルを合わせると、その年の実際の数値が表示されます。
出典:総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」時系列データ、総務省統計局「人口推計」長期時系列データ、一般財団法人土地情報センター「地価公示 都道府県別平均価格・対前年平均変動率表」(国土交通省地価公示のデータをもとに作成)
グラフの見方

試しに鹿児島県を選んでみてください。人口の線(青)も、地価の線(茶色)も、空き家の少なさの線(緑)も、3本ともじわじわと下に下がっていくのがわかると思います。これは、人口が減り、地価も下がり、空き家(長期間使われていない住宅)も増え続けている、ということです。逆に東京都を選ぶと、人口の線は右肩上がり、空き家の少なさの線もほぼ横ばいで、地価だけがバブル期(1988年)に大きく跳ね上がったあと落ち着いていく、という違う動き方をしているのがわかります。
3本の線がそろって下向きの都道府県は、人口減少・地価下落・空き家増加が同時に進んでいる地域といえます。こうした地域では、今後も同じ傾向が続く可能性があり、空き家を所有している場合、時間が経つほど売却や活用が難しくなっていくケースも考えられます。一方で、地価だけが動いていて人口や空き家はあまり変化していない、といった都道府県もあり、動き方は一様ではありません。ご自身の実家がある都道府県の線がどんな形をしているか、確認してみてください。
実家じまいとの関わり
人口・地価・空き家の3つがそろって厳しい方向に動いている都道府県に実家がある場合、「今はまだ大丈夫」と思っていても、時間が経つほど売却先や借り手を見つけにくくなっていく可能性があります。かといって、今すぐ結論を出す必要があるわけではありません。まずはこうしたデータを参考に、実家をどうするか考え始める一つのきっかけとして見ていただければと思います。具体的な選択肢は、以下のガイドも参考にしてください。

データはあくまで都道府県全体の傾向で、個別の物件の価値や将来性を保証するものではありません。実際に売る・貸す・こわすを考えるときは、地元の不動産会社や自治体の窓口、税理士・司法書士などの専門家に相談しながら判断してくださいね。
よくある質問
Q. 「地価指数」はどんな土地の価格をもとにしていますか?
国土交通省が毎年発表している「地価公示」のうち、各都道府県の「住宅地」の平均価格(1平方メートルあたりの価格)を使っています。商業地や工業地は含めていません。
Q. なぜ1983年を基準(100)にしているのですか?
総務省の空き家に関する統計(賃貸・売却・別荘等を除いた「その他の住宅」の空き家数)が、都道府県別にさかのぼれる最も古い年が1983年(昭和58年)だったためです。人口・地価についても、同じ1983年を基準にそろえることで、3つの指標を公平に比較できるようにしています。
Q. 市区町村単位のデータはいつ見られますか?
現在は都道府県単位のみの公開です。市区町村単位のデータは、情報の正確さを確認しながら、今後追加していく予定です。
この分析のデータと計算方法について
本ページのグラフは、以下の公的データをもとに当サイトが独自に集計・指数化したものです。総務省・国土交通省による公式な分析や見解ではありません。
- 人口:総務省統計局「人口推計」長期時系列データ(各年10月1日現在、1983〜2000年は国勢調査に基づく確定値、2003〜2018年は人口推計、2023年は人口推計2023年10月1日現在)
- 地価:一般財団法人土地情報センターが公表する「地価公示 都道府県別平均価格・対前年平均変動率表」(国土交通省地価公示、各年1月1日時点、住宅地の1平方メートルあたり平均価格)
- 空き家:総務省統計局「住宅・土地統計調査」時系列統計表(各年10月1日時点、賃貸用・売却用・二次的住宅を除いた「その他の住宅」の空き家数を、同調査の総住宅数で割って算出)
- 指数化:いずれも1983年の値を100として算出。空き家の指数のみ、(200-本来の指数)として上下を反転させて表示
出典
- 総務省統計局「人口推計」https://www.stat.go.jp/data/jinsui/index.html
- 総務省統計局「住宅・土地統計調査」https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/index.html
- 国土交通省「地価公示」https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/totikensangyo_fr4_000043.html(数値は一般財団法人土地情報センター公表資料より当サイトで集計)