健康と衛生

かかとのひび割れ対策|ガサガサを防ぐ正しいケアと予防習慣

yonemura

冬になると気になる「かかとのガサガサ」。
ひび割れて痛い、ストッキングが伝線する、見た目が気になる——。

このような悩みを抱えている人は少なくありません。
実は、かかとのひび割れは単なる乾燥だけが原因ではないことをご存じですか?

この記事では、かかとのひび割れが起きるメカニズムと、正しいケア方法・予防習慣、医師の受診が必要な場合までを詳しく解説します。

<この記事を書いた人>
モルモル

サプリメントや健康食品の企画・開発に15年以上携わってきた健康スペシャリスト。最新の栄養学やヘルスケア情報に精通し、科学的根拠に基づいた正確な知識をわかりやすく紹介している。流行や噂に流されず、エビデンス重視のアプローチがモルモル流。誰でも無理なく続けられる健康習慣やセルフケア法を提案している。


かかとのひび割れとは?放置してはいけない理由

▶ 症状の概要

  • かかとが乾燥して白く粉をふいたようになる
  • 皮膚が厚く硬くなり、歩くとパリパリと割れる
  • 深い亀裂になると出血や痛みを伴う

皮膚科では「角化症」や「亀裂性湿疹」と診断されることもあります。


なぜ起こる?かかとが割れる5つの主な原因

原因内容
乾燥空気が乾燥すると角質層の水分が蒸発しやすくなる
圧迫・摩擦長時間の立ち仕事や合わない靴で角質が厚くなる
血行不良末端の血流が悪いと皮膚代謝が低下し、角質が硬化
角質ケアのしすぎ削りすぎがかえって肌を傷つけることも
病気(糖尿病・水虫など)持病がある場合、皮膚バリアが低下しやすい

間違ったケアがひび割れを悪化させることも…

NG行動の例

  • 毎日ガリガリ削る → 必要な角質まで剥がれ、バリアが失われる
  • 乾燥後にすぐ靴下を履く → 摩擦で皮膚が余計に傷つく
  • 強いアルカリ性石けんでの洗浄 → 必要な皮脂まで奪ってしまう

正しいかかとケアの5ステップ

① 入浴でふやかす

  • ぬるめのお湯に10〜15分程度浸かる
  • 皮膚がやわらかくなり、保湿剤の浸透が高まる

② やさしく角質ケア

  • 週に1〜2回が目安(毎日はNG)
  • やすり・軽石・電動リムーバーなどで表面を軽くこする
  • 角質を取りすぎないのがポイント!

③ たっぷり保湿

保湿剤の種類特徴向いている症状
尿素配合クリーム角質をやわらかくする軽度の乾燥やガサガサ肌
ワセリン油分でふたをする保湿成分を閉じ込める目的で使用
ヘパリン類似物質医薬品成分。高保湿+肌再生乾燥肌・ひび割れ・湿疹対策に◎

④ 就寝時の靴下やラップで密封ケア

  • 保湿後に綿素材の靴下をはく
  • または**ラップ+靴下で“密封パック”**をすると高保湿状態が長く続く

⑤ 毎日継続する

  • 1日2回(朝・夜)の保湿が理想
  • 数日で治そうとせず、最低でも1〜2週間は継続する

おすすめ市販アイテム比較

商品名特徴価格帯(目安)
ケラチナミンクリーム尿素20%配合/角質ケアに最適約1,000〜1,300円
メンソレータム ヒビプロ医薬品/痛みに対応約1,300〜1,800円
ニベアソフト保湿メイン/手足兼用タイプ約500〜800円
ベビーフット(フットパック)古い角質を一気に除去約1,500〜2,000円(週1推奨)

※敏感肌やひび割れがひどい場合は「尿素なし」「刺激成分なし」の低刺激タイプが◎


日常生活での予防習慣

習慣内容
こまめな保湿朝・夜の2回が理想。忘れたら手洗い後にも保湿を
靴選びを見直すサイズが合わない、硬い素材の靴は要注意
家の中でもスリッパを裸足でフローリングを歩くと乾燥しやすい
加湿器を活用室内の湿度を40〜60%に保つことで肌全体の乾燥予防に
水分をしっかりとる肌の内側からも潤いを与えることが大切

医師に相談すべきかかとの症状とは?

以下のような症状がある場合は自己流ケアでは改善せず、皮膚科の受診が必要です

症状考えられる疾患
出血を伴う深い亀裂亀裂性湿疹、皮膚炎
かゆみ・皮むけ・白い粉水虫(白癬菌)
赤くただれて痛む接触性皮膚炎・細菌感染
治療しても再発を繰り返す糖尿病などの基礎疾患の可能性も

よくある質問(Q&A)

Q1:尿素配合クリームは毎日使っていい?

使いすぎると刺激になる場合もあるため、週に数回程度がおすすめです。
敏感肌の方は低濃度(10%以下)から試しましょう。

Q2:足裏の角質って全部取ったほうがいいの?

角質は外部刺激から皮膚を守る役割もあるため、取りすぎはNG
「やわらかくする」「表面を整える」程度が理想です。

Q3:クリームを塗った後に靴下を履いて寝てもいい?

→ はい、保湿効果が高まり、特に乾燥が強い時期には非常に効果的です。


まとめ|ツルツルかかとを取り戻すために今できること

ポイント内容
原因乾燥・摩擦・血行不良・病気など
NGケア削りすぎ・アルカリ性石けん・摩擦を伴う靴
正しい対策入浴・角質ケア・保湿・靴下での保護
おすすめアイテム尿素クリーム、ワセリン、密封ケアグッズ
受診すべき症状出血・かゆみ・赤み・繰り返すひび割れなど

参考文献・出典

  1. 日本皮膚科学会「角化症・皮膚の乾燥に関するガイドライン」
  2. 厚生労働省 e-ヘルスネット「皮膚の保湿と外用薬」
  3. 東京都健康安全研究センター「角質の役割とスキンケア」
  4. 日本フットケア学会「かかとの亀裂・ひび割れに対するケア指針」
  5. 国立国際医療研究センター「糖尿病と足病変の関連性」
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