断熱リフォームの補助金、令和8年度は「先進的窓リノベ2026事業」に|最大100万円・予算消化率も整理

実家の「冬寒い、夏暑い」を解消する断熱リフォームにも、国の補助制度があります。この記事で書いていた事業名は、令和8年度は「先進的窓リノベ2026事業」という名前に変わっていました。まさに年度で変わる典型例です。
古い実家によくある「断熱性能が低く、冷暖房の効きが悪い」という悩みに対応するため、国は環境省・経済産業省・国土交通省が連携する住宅省エネの補助制度を毎年度運用しています。この記事では、その仕組みと、令和8年度(2026年度)時点の最新事業の状況を整理します。
作成日:2026-09-10
更新日:2026-09-26
令和8年度は「先進的窓リノベ2026事業」
この記事で以前紹介していた「既存住宅における断熱リフォーム支援事業」は、令和8年度(2026年度)時点では「先進的窓リノベ2026事業」(住宅省エネ2026キャンペーンの一部)という名称で実施されています。窓・ドアの断熱改修(ガラス交換、内窓設置、外窓交換等)を対象に、1戸あたり最大100万円が補助される仕組みです。事業全体の予算規模は1,125億円とされています。
事業の公式サイトでは、予算に対する交付申請額の割合が毎日更新・公表されており、本記事の更新時点(2026年9月26日午前0時時点)では、予算の約25%が申請済みという状況でした。予算上限(100%)に達し次第、交付申請の受付は終了するとされているため、検討している場合は早めに動き、申請時点での消化率を公式サイトで確認することをおすすめします。
ここが間違えやすいので注意!
断熱リフォーム関連の補助事業は、年度ごとに事業名・予算規模・対象工事の範囲が変更されることが多い分野です。本記事で紹介している「先進的窓リノベ2026事業」も、翌年度には別の名称・内容に変わる可能性があります。実際に申請を検討する際は、必ずその時点での環境省・経済産業省・国土交通省の公式ページで最新の制度名と内容を確認してください。
図:先進的窓リノベ2026事業の予算消化状況(更新時点の目安)

「間接補助事業」という仕組み
この種の事業は、「間接補助事業」として実施されるのが特徴です。国が個々の住宅所有者に直接補助金を交付するのではなく、あらかじめ登録された「窓リノベ事業者」等を通じて、リフォームを行う事業者・所有者に補助が届くという仕組みを指します。一般消費者が国に直接申請することはできず、補助金の申請手続きや受け取りは登録事業者が行い、その分を消費者に還元する形が取られています。長期優良住宅化リフォーム推進事業と同様に、対応する登録事業者を通じて手続きを進める点が共通しています。
複数の省庁の補助事業が並行することも

住宅の省エネリフォームは、環境省・経済産業省・国土交通省の3省が、それぞれ似たような目的の補助事業を用意していることがあります。窓口が複数あるからこそ、整理して考える必要があります。
住宅の省エネリフォームをめぐっては、環境省(先進的窓リノベ2026事業)、経済産業省(給湯省エネ2026事業等)、国土交通省(子育てグリーン住宅支援事業、長期優良住宅化リフォーム推進事業等)が、それぞれの所管分野に応じた補助事業を並行して運用していることがあります。工事の内容(窓の断熱改修、高効率給湯器の設置、耐震改修等)によって、どの省庁の事業が対象になるかが変わってくるため、リフォーム事業者に相談する際に「利用できる補助制度をまとめて確認してほしい」と伝えるのも一つの方法です。
窓の断熱改修は特に対象になりやすい
各種の断熱リフォーム関連事業において、「窓の断熱改修(内窓の設置、ガラスの交換等)」は費用対効果が高く、補助対象として重視されやすい工事の一つとされています。実家の断熱性能を手軽に改善したい場合、まず窓の断熱改修から検討し、対応する補助事業がないかをリフォーム事業者に確認するという進め方も考えられます。

実家じまいとの関わり
実家を賃貸や自己利用のために活かす方針を選んだ場合、断熱性能の改善は入居者・利用者の快適性に直結するポイントです。長期優良住宅化リフォーム推進事業(長期優良住宅化リフォーム推進事業とは?)とあわせて、断熱改修に特化したこの事業の利用も検討する価値があります。実家を賃貸に出す場合の収益試算は不動産投資 利回り・売却額かんたんシミュレーターもあわせてご覧ください。
よくある質問
Q. 断熱リフォームだけを単独で申請できますか?
可能です。先進的窓リノベ2026事業は窓・ドアの断熱改修を対象としており、他の性能向上リフォームと組み合わせなくても申請できるとされています。ただし年度ごとの公募要領によって細部は異なるため、登録事業者にご確認ください。
Q. 賃貸に出す予定の実家でも対象になりますか?
制度によって、賃貸住宅も対象に含まれる場合と、自己居住用に限られる場合があります。実家を賃貸目的でリフォームする場合は、その年度の公募要領で賃貸住宅の扱いを確認することをおすすめします。
Q. 予算の消化率は、どこで確認できますか?
先進的窓リノベ2026事業の公式サイトでは、予算に対する交付申請額の割合が毎日午前中に更新・公表されています。予算上限に達すると受付が終了するため、申請を検討している場合は事前に最新の消化率を確認しておくことをおすすめします。
まとめ
断熱リフォームを支援する国の補助事業は、令和8年度時点では「先進的窓リノベ2026事業」として実施されており、1戸あたり最大100万円が補助されます。他省庁の類似事業と並行して実施されることが多く、年度ごとに内容が変わりやすい分野でもあるため、実際に申請する際は登録事業者を通じて最新の情報と予算消化率を確認することをおすすめします。
出典
- 環境省「先進的窓リノベ2026事業」公式サイトhttps://window-renovation2026.env.go.jp/
- 環境省「断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業」https://www.env.go.jp/earth/earth/ondanka/building_insulation/window_00004.html
- 事業の予算規模・補助上限額は、事業公式サイトの公表情報および専門メディアの報道を参考に当サイトで整理