健康と衛生

マスク肌荒れの原因と対策|敏感肌でもできるスキンケア術

yonemura

コロナ禍をきっかけに、私たちの生活にすっかり定着した「マスク」。
しかしその一方で、「肌が荒れる」「ニキビが増えた」「赤くかゆい」といったマスクによる肌トラブルに悩む人も増えています。

この記事では、敏感肌の方でも安心して取り入れられるマスク肌荒れ対策を、医学的な根拠とスキンケアの視点から徹底解説します。

<この記事を書いた人>
モルモル

サプリメントや健康食品の企画・開発に15年以上携わってきた健康スペシャリスト。最新の栄養学やヘルスケア情報に精通し、科学的根拠に基づいた正確な知識をわかりやすく紹介している。流行や噂に流されず、エビデンス重視のアプローチがモルモル流。誰でも無理なく続けられる健康習慣やセルフケア法を提案している。


マスク肌荒れとは?|代表的な症状とメカニズム

こんな肌トラブル、起きていませんか?

  • フェイスラインや口元にできるニキビ(マスクネ)
  • 頬やあごのかゆみ・赤み・ひりつき
  • 皮膚の乾燥・ゴワつき・粉ふき
  • 化粧水がしみるようになった

これらの症状はすべて、マスクによる「肌環境の悪化」が原因です。


マスクが肌に与える4つのストレス

原因説明肌への影響
摩擦肌とマスクがこすれる角質が傷つきバリア機能が低下
蒸れ呼気の湿気がこもる雑菌繁殖・皮脂バランスの乱れ
乾燥外した後、一気に水分が蒸発肌の水分保持力が低下
通気性不足密閉空間になる酸素不足で肌の代謝が低下しやすい

皮膚科医も「マスクは肌のバリア機能にとって想像以上に大きな刺激になる」と指摘しています【出典①】。


敏感肌・乾燥肌の人が特に注意すべき理由

  • 肌の「角層」が薄いため、摩擦や乾燥の影響を受けやすい
  • 外的刺激によってすぐに炎症が起きやすい
  • 保湿成分(セラミドなど)が不足しがち

敏感肌こそ、予防的なスキンケアと素材の見直しがカギになります。


肌荒れを防ぐためのマスク選びのポイント

① 肌ざわり重視の「やさしい素材」を選ぶ

素材特徴肌へのやさしさ
不織布(柔らかめ)医療用にも使われる/高いフィルター性能△(素材によってはゴワつきあり)
コットン(綿)自然素材/通気性が高い
シルクなめらかで保湿性◎◎(乾燥肌・敏感肌向き)
ウレタン柔らかく伸縮性あり△(通気性重視だが菌対策は△)

※長時間の使用を前提とする場合、肌への摩擦と吸湿性に注目してください。

② サイズ選びも超重要!

  • 小さすぎるとこすれやすい
  • 大きすぎると動いて摩擦が増加
  • 鼻・あご・頬をぴったり覆える適正サイズを選ぶ

正しいマスクの使い方|肌荒れを防ぐ工夫

  • 同じマスクを何日も使い回さない(雑菌繁殖の原因に)
  • 汗をかいたら取り替える or 拭き取る
  • マスクの内側にガーゼや保湿シートを挟むと肌との摩擦が軽減
  • 外したら必ず顔を清潔にし、保湿を忘れずに

スキンケア編:敏感肌でもできる正しい対策法

① 朝と夜の「W保湿」でバリア機能を強化

  • 洗顔後すぐに化粧水+保湿クリーム or バームで水分と油分を補う
  • 肌表面に「守る膜」をつくるイメージで重ねる

② クレンジングと洗顔は「落としすぎ」に注意

  • 敏感肌にはミルク・ジェルタイプのクレンジングが◎
  • 洗顔は泡立てて、「肌に触れず泡で洗う」感覚がベスト

③ 赤みやかゆみがあるときは?

  • アルコール・香料・界面活性剤が入った化粧品は避ける
  • ワセリンやセラミド配合のシンプルな保湿剤で「休ませるケア」

メイク編:マスク時代の肌にやさしい工夫

  • ベースメイクは薄づき or ノーメイクが理想
  • 下地は「ノンコメドジェニック※」処方や低刺激タイプを
    ※ニキビの原因になりにくい処方
  • パウダータイプのファンデを軽く乗せる程度にとどめる

日常でできるマスク肌荒れ予防の習慣

習慣理由
水分をこまめにとる肌の内側からうるおいを保つ
部屋の湿度を保つ(40〜60%)乾燥によるバリア低下を防ぐ
寝具・枕カバーを清潔に保つ雑菌やアレルゲンが肌に付着するのを防ぐ
マスクを外せる場所では外す肌を休ませる時間が必要

皮膚科に相談すべきサインと治療法

以下のような症状がある場合は皮膚科の受診を検討しましょう。

症状考えられる病名治療法
赤みとヒリヒリが続く接触性皮膚炎ステロイド外用薬/抗アレルギー薬
ぶつぶつした赤い湿疹マスクニキビ抗菌外用薬/ディフェリンゲルなど
強いかゆみ・腫れアトピー性皮膚炎の悪化免疫調整剤/保湿+抗炎症治療

よくある質問(Q&A)

Q1:一日中マスクをしないといけない日はどうすればいい?

→ 数時間おきに保湿剤を塗り直す肌が触れる部分にシートを挟むなどの工夫が有効です。

Q2:皮膚科でもらう薬と市販薬、どっちがいい?

→ 一時的な肌荒れなら市販薬でも対応可能ですが、症状が慢性化している場合は必ず受診してください。


まとめ|マスクと上手につきあいながら、肌を守る方法

ポイント対策
原因摩擦・蒸れ・乾燥・雑菌繁殖など
マスク選び肌にやさしい素材+正しいサイズ
スキンケア落としすぎない+しっかり保湿
メイクノンコメドジェニック処方&薄づき重視
医師に相談すべきとき強い赤み・痛み・治らないかゆみ など

参考文献・出典

  1. 日本皮膚科学会「マスクによる皮膚トラブルの実態と対策」
  2. 厚生労働省「肌荒れ対策と正しいマスクの使い方」
  3. 日本アレルギー学会「マスクとアレルギー性皮膚炎」
  4. 東京都健康安全研究センター「マスク使用時の皮膚障害に関する調査報告」
  5. スキンケア学術資料「敏感肌におけるスキンバリアと保湿効果の評価」
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